1980年1月に福島県福島市笹谷字石田の地に、ささや産婦人科医院を開院いたしました。
1994年に医療法人 ささや産婦人科に名称変更し、現在に至っております。私が新クリニックを考えるきっかけとなったのは2011年の東日本大震災でした。大地震に4度見舞われ大きなダメージを受けた現在のクリニックでは無く、大地震やあらゆる災害にも耐えうる耐震性や堅牢性に優れ、どのような状況下でも持続的に診療を継続する事が出来、且つ、患者様が快適で安心して分娩が出来る施設、地域の産科医療を支える為に必要な最新の配置や設備を整え、自然と調和し、人や地域と融和した新クリニック建築を強く思い描くようになりました。
この度、同じ笹谷地区(現クリニックより車で3分程度)に私の思いを実現できる土地が見つかり、地権者の皆様、行政の皆様のご協力もあり、移転計画を実行する運びとなりました。令和4年中に着工し、令和5年晩秋までには新しいクリニックが完成し、移転する予定でございます。
※なお本院完成後にはなりますが、当院患者様向け教育施設である【わんこホール】も移築、移転を計画しております。
現在の日本は急激な少子化が進んでおります。そればかりでは無く若手の産婦人科医のなり手が少なく、また全国的にも分娩施設の減少に歯止めが掛からない状況で産科医療は危機的な状況でございます。
日本を取り巻く環境は大変厳しい物ではありますが、私は開業当初から、安全な医療、安心な環境、親切な対応の3つを柱とし、地域医療を支える一助でありたい、妊婦様が安全で安心して分娩できるクリニックでありたい、と強く思い、今まで歩んで参りました。
新しいクリニックを建築するにあたり、素晴らしい設計士様、施工業者様に恵まれ、新クリニックは私が目指す患者様にとっての安全で安心、そして快適に過ごせる産科施設になると自負しております。
また、移転に伴い令和5年4月1日より常勤医師1名増員が確定し、その他スタッフの増員を含めた体制の強化を予定しております。
まだまだ道半ばではございますが、移転しましても、今後とも医療法人ささや産婦人科をよろしくお願い致します。
令和4年5月10日
医療法人 ささや産婦人科 理事長兼院長 菅藤 満
スタッフ一同